コンテンツマーケティングは、今のネット社会においてどの企業も実践すべきマーケティングです。オウンドメディアなどを使ったコンテンツ制作で少しでも見込み客や潜在客に自社の商品やサービスを認知してもらうなら、売り上げアップや、信頼性の向上など様々な成果に結びつきやすくなります。
この記事ではコンテンツマーケティングに成功した企業と、その具体的な施策を紹介したいと思います。
- 1.コンテンツマーケティングの成功例1:「SUUMOジャーナル」
- 2.コンテンツマーケティングの成功例2:「WINE ENTHUSIAST」
- 3.コンテンツマーケティングの成功例3:「歯医者が教える歯のブログ」
- 4.まとめ
1.コンテンツマーケティングの成功例1:「SUUMOジャーナル」
参照: 「SUUMOジャーナル」
まず紹介するのは「SUUMOジャーナル」です。SUUMOはリクルートの不動産サイトであるSUUMOのオウンドメディアです。SUUMOジャーナルのサイトを見ると分かりますが、住まいに関する一般消費者目線のコンテンツが豊富です。例えば以下のようなコンテンツがあります。
- 「シェアハウスはシングルマザーの助けになる?母子家庭の厳しい賃貸事情」
- 「賢く抑えるコスト調整のポイント」
- 「増税後の住宅購入。消費税の仕組みや支援策の理解度で意欲が変わる?」
- 「80代女性「不動産屋6件に断られました」。高齢者の賃貸入居の今」
どれも一般消費者の目を引くテーマばかりです。文章だけではなくアイキャッチ画像もふんだんに用いられていて、自然とコンテンツを読み進めたくなります。SUUMOジャーナルには20,000を超えるページ数がありコンテンツタイプも豊富なので、検索ユーザーを長時間滞在させられる実力があります。
コンバージョンについては、ページ上部にSUUMOのバナーが貼ってあり、コンテンツ下部には住まい探し全般でSUUMOを活用するように控えめのリンクが貼られています。予想されるPVは2500万もあります。
公式サイト:https://suumo.jp/journal/
2.コンテンツマーケティングの成功例2:「WINE ENTHUSIAST」
こちらは海外のコンテンツマーケティングの成功例です。「WINE ENTHUSIAST」は名前の通りワインにまつわるサイトですが、運営しているのは「Wine Enthusiast Companies」というワイン会社です。WINE ENTHUSIASTはオウンドメディアです。
サイト内ではワインに関する基本情報をはじめ、ワインにマッチするレシピやワインを楽しめるレストランのランキング情報などが掲載されています。またワインに関する旅行情報なども掲載しています。サイト内ではオシャレな雰囲気を醸し出す画像や動画なども多くあって、思わずワインを飲みたくなってしまうような気持ちになります。
ページ右上にはサイト登録を行うためのリンクが貼られている他、ワインやワインアクセサリーを購入するためのサイトリンクも張られています。本サイトそのものにはさほどワイン販売を全面的に行っている雰囲気はありませんが、記事コンテンツなどを通してワインへの意識を高め、自然とワイン購入をする気持ちにさせるので、よくできたコンテンツマーケティングと言えます。
公式サイト:https://www.winemag.com/
3 .コンテンツマーケティングの成功例3:「歯医者が教える歯のブログ」
こちらは企業というよりも歯科医院が行っているというユニークなコンテンツマーケティングの例です。「歯医者が教える歯のブログ」は、タイトル通りに歯に関する様々なコンテンツを提供しています。歯や歯の治療は老若男女問わず、すべての人に関係するテーマなので、もともと関心がもたれやすいテーマですが、このブログでは、多くの人が気になっているポイントを分かりやすいコラムで指摘しています。
歯科医院の宣伝も適度に行っていますが、それよりも興味をひくコンテンツが真っ先に目に飛び込んできます。以下はその一例です。
- 「歯並びを自力で治したい人必見!可能性のある歯並びと治し方・期間」
- 「自宅で簡単に治せる顎関節症の治し方5つの方法」
- 「1週間・2週間・1か月/治らない口内炎に対処すべき方法」
- 「口臭原因別!すぐにできる口臭対策から歯医者でしかできない口臭対策」
インプラントや入れ歯などのより狭い範囲の情報もありますが、歯並びや口内炎、口臭といった、より身近なテーマを分かりやすい文章で説明しているので、読者の共感を得やすいです。
こちらのオウンドメディアは、なんと月間250万ものPVを獲得しているという実績があり、毎月100人を超える新規患者も達成しているようです。「歯医者が教える」という信頼と権威が感じられるタイトルもSEO的に有効と言えます。コンテンツSEOはもとより、きちんとコンバージョンを達成しているコンテンツマーケティングのお手本的存在と言えるでしょう。
公式サイト:https://hanoblog.com/
4.まとめ
コンテンツマーケティングの成功事例を3つ取り上げました。コンテンツマーケティングは、最終的なコンバージョンを視野に入れるところまで見た戦略です。「良質なコンテンツを消費者目線で提供し、自然と購買や登録などのアクションへと導いていく」というコンセプトは、情報の多くをネットに依存する現代社会にあって有効な手法です。
コンテンツマーケティングを成功させるには、コンテンツそのものの質を工夫するコンテンツSEOも取り入れる必要があります。これには良質な記事を書くことや、結果が出ないコンテンツをリライトすることなども含まれます。もし現時点で会社にコンテンツ担当の人材がいない場合は、SEO特化型記事作成代行サービスを利用するのも手です。
例えば「記事作成代行Pro」は、「すべてのコンテンツにSEO対策を施す」というコンセプトで、低コストでのコンテンツSEOを実施している業者ですが、このようなプロの業者に依頼するなら、コンテンツマーケティングにいっそうの弾みをつけやすくなるでしょう。